ストレスは消えない、避けられない、悪ではない。
ストレスとは
外部から受ける刺激によって引き起こされる緊張や不安のこと。
そして、人は「自分の大切なもの」が脅かされたときにストレスを感じます。
ストレスの感じ方
まず、ストレスは絶対悪ではありません。
何かを達成しようとするときもストレスを感じますよね。
- 適度な緊張(プレッシャー)によって集中力を高めるノルアドレナリンが出る。
- ある調査ではストレス度数が高い国ほど繁栄度が高いという結果も出ています。(繁栄度は経済の質・ビジネス環境・統治・教育・健康・安全・治安・個人の自由・自然環境・社会関係資本をもとに評価)
以下のように感じる場合、ストレスは害になります。
- 「ストレスに対して無力だと感じる」
- 「ストレスのせいで孤立している」
- 「このストレスは無意味で自分の意思に反している」
価値観で対処する
ストレスは消えません。もちろん避けられない。そしてストレスは絶対悪ではない。
どう対処するかが鍵になります。そこで、一つの手段として「価値観」を用いる。
価値観リスト
冒険 勇気 好奇心 健康 率直 誠実 感謝 情熱
信頼 調和 自然 平和 愛 家族 平等 自由 強さ 意欲
知恵 協力 効率 規律 革新 創造性 努力 ユーモア 個性
美しさ 成長 変化 忍耐 影響力 政治 動物 運動
この中から、あなたにとって大切な価値観を3つ選んでください。
次に
その価値観を大切だと思った理由を書いてみましょう。
私の例
選んだ価値観は
「健康」土台。動くには健康でいなければならない。
「好奇心」きっかけとなる1歩目だから大事。
「ユーモア」考えるのが楽しい。会話にネタや引用を入れるのも好き。
いつも心に
ストレスを感じたときは自分の選んだ「価値観」を思い出して、その後の行動を変えましょう。
脳と体はストレスを感じたときに起こした行動を覚え、自動的に同じ行動をとるようになります。
逆にいえば、ストレスは行動を変えるチャンスになります。
いつでも「価値観」を思い出せるよう付箋を貼ったり、キーホルダーなど価値観を連想させるものを身に付けるのもいいでしょう。
『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』本当の敵はストレスではない