二十三日目

山形から秋田への道は横からの風が強く、そしてそれは進めば追い風になる。

国道7号は歩道が歩道でない。道中、幾度となく途切れては自転車を降りて段差を降りたり上ったり。かといって車道も広いわけではないので集中力が削れる削れる。

よく事故に遭わずここまで来たものです。

今日は自転車とバイクがめちゃくちゃ多かった。てか多分、コンビニや道の駅で休憩するから抜きつ抜かれつみたいな状態だったのでしょう。はよGW終われ。ニュースで「GW後半です」とか言っとったけど終わりじゃないんか。もう道の駅に人多すぎるよ。あんなとこで皆食事しとるからそりゃ増えるで。

この山は鳥海山というらしいです。でけぇ、まじでデカい。しかしながら、追いかけていたその大きな山はいつの間にか自分の後ろに立っているのです。そこで気づきます。「あぁ、自分はこんなに進んでいるのか」と。

今日は89km。もう嫌なんです。こんなに進みたくないんです。だって重いもの。乗ってて楽しくないもの。俺は自転車に乗るのが好きで、重いものを背負って旅をすることが楽しいわけではない。「宿」で考えるとこうなるんです。膝にチクチクとした痛みが出てきているのでまた一つ限界が来ているのかもしれません。

都度、目標を変えていますけど今の目標は北海道速攻。南下して都会をぶらぶら。四国でゆっくり。九州速攻。沖縄なんか怖いから行きたくない。といった感じ。

「梅雨」という足止めをどれくらい食らうのか。もう考えたくないよー

ばーい