放遊日記

Let love conquer your mind.

十七日目

今日は多分ずっと国道8号を走ってました。自転車で日本一周したいとかいう馬鹿に現実を教えるにはもってこいのコースです。

画像サイズがバラバラでソーリーって感じですが、上が動いてる時間のみの記録で下はスタートからゴールまでの記録。距離、時間から考えれば初心者でもこなせるレベル。常時、強風の向かい風。暑い日差しに冷たい風。そして親不知海岸。旅の苦みをギュッと詰め込んだコースです。日本一周してみたい人の3割くらいは脱落します。もう3割が荷物の見直しをするでしょう。これをクリアできないとトンネルなんて走れませんよ。

 

はい。すいません。16日間で1164.9km走っているので心身ともに荒れています。なんせ月100kmも乗らないライダーなのでクソきついんすわ。一人でロードレースやっとる感じ。観光や景色に気を回す余裕がないもの。

 

今日はこの親不知海岸で工事?が行われていて片側交互通行だったんです。トンネル手前で工事の人とお話をして距離や道のことを教えてもらったんです。そして僕が通り抜けるまでの時間を稼いでくれたと思うんです。僕もその間だけは全力で下って登って頑張りました!ほんとに優しい人ばかりで嬉しいんですよね。「お気をつけて」なんて言われないでしょ普段は。

この旅館の女将さんも部屋を2種類用意してくれてたみたいで。迷わず「畳」を選びました。お菓子もくれて、丁寧に色々と教えてもらいました。

ほんと色んなとこで宿泊してますけど全員優しい人ですよ。ネカフェも含めて。

 

マジでキツいし辛いし死にそうだし生きたいし。オススメされた場所にも行きたいし。できれば一周したいけど現状回復間に合ってないし、資金にも限りがあるし。大体、一周したところで何を得られるんだって話なんすよ。なんか覇気でも使えるようになるん?まぁ、準備期間に「俺には覚悟が足りなかったんだ」と感じて昼過ぎに家を出ましたけど。

 

ここから本音を書きますけど、この「生きたい」と思える時間。「死ぬかもしれない」と感じるからできるアプローチ。悲しいけど今までの日常に戻りたくない自分がいるんすよ。そこに戻ってしまったらふさわしくない自分になっちゃいそうで嫌なんです。命が掛かってるから少しは人に甘えてもいいと思えるんです。そのせいか、北に行けば行くほど「死にそう」って感じる。地震が来たら、津波が来たらと考えると結構な確率で死ぬんです。生きたい、帰りたい、戻りたくない。おかしいよなぁ、正直言うと「死ぬなら死ぬでしょうがない」と小さな希望も含めて旅に出たのにな。

おわります。着地できねぇ

ばーい