「いい人材はやめていくんすよ」
状況
あれ、すごいね。どうやって作ったの
線も引かずに勢いで作りました
みんな褒めてたよー。
仕事、辞められないですね(冗談)
いい人材はやめていくんすよ(冗談)
説明
大前提として給料が上がろうが役職が変わろうがこの仕事は辞めます。そして「いい人材」は完全に皮肉です。この職場に僕のような人間は要らないと思っています。なぜなら僕以外の人間は十分な経験、技術を持っているのでお店を回すという視点からすると面積に対して人数が多いからです。そして僕のような自由な動きをする人間は良い影響を与えることもあると思いますが、悪い影響を与えるとも思うのです。ともあれこの発言は「同じ仕事を続ける人間は良い人材ではない」と思わせてしまいます。申し訳ない。
自分が他人に与える影響
例えば
- 年齢は同じ
- 最低限の業務はできる
- 労働時間は短い
といった人間が会社に入ってきます。そして「その人」は売り場やシステムに疑問を持ち、先輩とあーだこーだ話して変化を生み出します。時には掛かりっきりになって通常業務は全て先輩に任せることも。
「その人」はやりがいを感じ、先輩からは褒められる。それを見ているあなたはどう感じるか。ただ単に「すげぇ」「意識高い系」「うぜぇ」ならまだしも「いいなぁ、楽しそうで。俺は何をやってるんだろう」と自分に疑問を持ってしまうかもしれません。
事実、二人の人間がそう感じていたようです。
これが悪い影響だと思うんです。SNSのように相手の表面と自分の内面を比べてしまう。相手の良い所と自分の悪い所を比べてしまう。
俺の皮肉
「いい人材はやめていくんすよ」にはこういう背景がありました。自信満々のエリートみたいな発言ですもんね。少しばかり反省しました。作業を行うときは意見を聞いてみる、手伝ってもらう。巻き込むことでアイデアはより良くなり、コミュニケーションが生まれ、みんなが仕事に能動的になれる。それが組織としての成長に繋がる。わかっていても一人でやってしまうんですよね。
良い人材
僕が思う良い人材って知識、多角的な視点、色んな経験、成長志向を持った人間なんですよね。だから「一つの仕事で落ち着いてはいけない」と思うんです。そうなりたいが故に出た言葉でもあるので反省はしつつ、そう思えるようになった自分に誇りを持ちたいです。
『ルーキー・スマート』「あの頃」は「ルーキーだった」から頑張れた。「若かった」からではない。