三十六日目
この道は走ってて楽しかった。天気、風、路面、車。
そんな楽しみもここだけでした。今日は122km。今日は追い風区間がいくつかあったのでいつもより楽に距離が稼げました。
日が経つにつれて記憶容量が減っているのか、どこを走っていたのか思い出せません。
そうそう、知らない土地を夜歩くの怖くない?ここ何も見えないレベルで暗い。
はい。思い出した。
いろんな田舎を見てきて思うんです。結婚して子供を産むという選択は「安定・安心」を与え、それが「当然」と思えてくる。そういう考え方になっても仕方がないと思うくらい田舎には何もないんです。「俺もここに住んでたら子供いただろうな」と腑に落ちました。だって若い奴だいたいカップルですよ。なんかもうこの土地から出ることなく子供を育てて年老いてく感満載。
これが書きたかったのよ。人と土地と人生とを感じる日々なんです。
ま、また来る明日に備えよう。
ばーい